【会社案内の制作】成功事例から考える外注の役割 デザインだけの依頼でいいの? 販促コラム COLUMN

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2024.06.24

【会社案内の制作】成功事例から考える外注の役割 デザインだけの依頼でいいの?

陽だまり堂の販促コラムへようこそ。こちらでは、販促・広告についての課題を解決したい企業の皆様に向けて情報発信しています。

今回のテーマは、会社案内の制作です。
コロナ禍でデジタル化が一気に進みました。また売上減により採用を控え、経費削減のため会社案内の刷新を控える会社が多くありました。
しかし、世界的に見るとコロナによる混乱は落ち着きをみせ、日本国内もウィズコロナに大きく舵を切りました。
手に取ってじっくり読める紙媒体だからこそ効果を発揮する場面もあります。陽だまり堂で実際に行った会社案内制作の成功事例から考えます。

会社案内イメージ画像 【会社案内の制作】成功事例から考える外注の役割 デザインだけの依頼でいいの?

誰のため?何のため?会社案内の制作で意識したい「読者」と「目的」

営業で初めてお会いするお客様に名刺がわりに手渡す、売上アップのための製品・サービス紹介、そして、採用のためーーー会社案内にはさまざまな役割を持たせられます。

一方で「会社案内がないと、格好がつかない」「創業◯年の節目を迎えたので、記念の意味をこめて作ってみたい」という話もお聞きします。「なんとなく」で開始したくなる気持ちもわかりますが、それではあまりにも“もったいない”のではないかと思っています。
会社案内は、明確なターゲットを絞って丁寧に作り込むことで、とても有力なツールになることをご存知でしょうか。

特に、会社案内がその力を発揮するポイントの一つが「人材採用」です。
陽だまり堂がお手伝いした事例からお伝えしましょう。

【成功事例】採用人数が過去最高に ユニークで斬新な会社案内が学生さんの心を掴んだ

以前のこと、エネルギー関連サービスを手がけるA社から「入社案内のパンフレットを作りたい」とご相談をいただきました。
設立以来、着々と成長を続け、特にここ数年で事業規模も急拡大したA社ですが、きちんとした会社案内を作成したことがありませんでした。必要に応じてスタッフが各々、パワーポイントなどで簡易的な資料を自作して対応されていました。

会社規模が大きくなり、採用にも力を入れ始めていたA社は、このタイミングでリクルートの場面で配布できる会社案内を作ろうとされていました。しかし、社内で協議を重ねても考えがまとまらず、「良いアイデアはないでしょうか」と陽だまり堂に依頼がありました。

想像以上に大きかった課題が「伝える」ためのハードル

私たちはまず、業界におけるA社の位置付けや、競合他社との差別化ポイントを見つけるため徹底したリサーチを開始。各部門のスタッフにインタビューを行い、企業の特性を洗い出していきました。

ヒアリングイメージ画像 【会社案内の制作】成功事例から考える外注の役割 デザインだけの依頼でいいの?

そして浮かび上がってきた課題は、A社の事業やサービス内容は専門性が非常に高く、業界の外の人にイメージしてもらうのがかなり難解だということです。

A社のサービスはBtoBなうえ、業界内でも先進的な事業内容であったため、社会経験も業界の知識も乏しい学生さんには馴染みがないものでした。さらに、A社のスタッフは皆さん、愛社精神が非常に強く、真摯に業務に向き合う職人気質。仕事に傾ける情熱そのままに、インタビューでも、耳慣れない専門用語が次々に飛び出します。
これでは、いくら言葉を重ねて説明しても、業務内容や先輩社員の魅力、そして職場の雰囲気など、学生さんはイメージを持ちづらいのではないか、という思いが、A社との面談を重ねるごとに強くなっていきました。

「漫画」×「思わず開きたくなる仕掛け」で惹きつけた会社案内

A社の業務を噛み砕き、わかりやすく伝えるにはどうすればいいかーーー思いついたのが、会社案内を全編、文章ではなく漫画に仕立てる方法です。紙の折り方にも工夫し、ありきたりな冊子の会社案内に、「手に取って開きたくなる」仕掛けを工夫。「飛び出す絵本」や、開くと中身が立ち上がるバースデーカードをヒントに、ワクワク感をプラスしました。
さらに、高校生、大学生、中途採用者と、想定ターゲットにあわせて複数種類を展開しました。
このようなスタイルは、A4の紙面に企業のロゴや経営陣の顔写真が並ぶデザインのパンフレットが多いなか、刷新的でした。A社の会社案内には、他にはない目新しさがありました。

この会社案内を就活イベントで配布したところ、想定以上の反応がありました。多くの学生さんが手に取ってくれただけでなく、問い合わせの数も大きく増加。結局その年、A社は過去最大の人数を採用できました。

A社が実力のある企業だったからこその結果ですが、いくら業務内容がオンリーワンで社員が魅力的でも、それが求職者に伝わらなければ採用につながりません。今回は、会社案内という形で、それがお手伝いできたケースでした。

就職活動 【会社案内の制作】成功事例から考える外注の役割 デザインだけの依頼でいいの?

会社案内の作成で大切なこと

会社案内を作るときに重視すべきは、「読者目線になること」そして「紙媒体を活用する視点」です。

「伝えたいこと」は大切だけど「読む人の知りたいこと」こそ意識する

自分を客観視するのは誰でも難しいもの。企業体となればなおさらで、専門性の高いお仕事ほど、「どう露出すれば自分たちの魅力が業界の外の人にも伝わるのか」という視点を持ちづらくなります。

ポイントは、自分たちの伝えたいことより、読者の知りたいことに多くのスペースを割くことです。

A社のケースでも、スタッフの皆さんが当初、発信したかったのは、製品やサービスの機能や、他社への優位性でした。しかし、A社の会社案内のターゲットは、製品を購入することはない学生さんです。
学生さんの興味があることは、事業の将来性や社会での位置付け、そして会社の文化、社内の環境ですから、「企業が伝えたいこと」と「読者の知りたいこと」の間には乖離がありました。

このようなギャップを埋めなければ、ひとりよがりな会社案内になってしまいます。せっかく作る会社案内、自己満足で終わらせないために、読者の目線で作ることが大切です。

紙媒体という性質を活用するという視点

印刷物で配布することの多い会社案内は、web媒体に比べるとスペースが限られています。限られた誌面に何を掲載すべきか、取捨選択が大切なのはもちろんのこと、紙媒体の特性を「活かす」という発想も必要です。

A社の会社案内の「どうやって開けるのかな?」と思わず中を見たくなる折り方は、紙だからできた仕掛けでした。
就活イベントに参加する学生さんは、短時間で多くのパンフレットを手渡され、目を通す時間もないまま、書類の山を抱えて帰る人も多いものです。自宅でリラックスしたタイミングでもう一度、手にとって眺めてもらえるように、と考えた末の作戦でした。

ペーパーレス化がますます進む今も、名刺がわりとなる会社案内は、やはり印刷物で持っておきたいと考える企業も多いと思います。決まったサイズの紙に印刷して終わり、ではなく、限られた誌面をトータルでどのようにデザインするか、あえて紙だからこそできることはないか、と柔軟に考えることが大切です。

「会社案内を作りたい」を「伝わる会社案内を作る」に

会社案内を作りたいという企業は、リテラシーが高く、一緒にやっていける人を採用したい、社会に進出して自分たちのサービスで世の中に貢献していきたい、という想いを抱えていらっしゃいます。

ビジネスマン 【会社案内の制作】成功事例から考える外注の役割 デザインだけの依頼でいいの?

だからこそ、大切なのが「伝える」を意識すること。読んだ人にきちんと理解してもらい、印象に残る。会社名や事業内容を覚えてもらう、お問合せにつながるーーーこれが「会社案内」の目的です。

「会社案内にそれほどの力があるとは思わなかった」A社の事例をお伝えした際に、そう言われたことがあります。小さなパンフレットも、やり方次第では、大きなきっかけとなります。その可能性を秘めているのが、会社案内です。

会社案内の作成で、陽だまり堂がお手伝いできること

陽だまり堂の会社案内の作成は、企業に寄り添いつつも、読者の目線になり、伝えたいこと知りたいことのマッチングをします。「本当に伝えるべきこと」を掘り出すところからスタートします。

「どうしたらいいの」という段階でこそ、相談してほしい

「こういう風に作って」と言われるがまま作業をすることは、陽だまり堂の目指す姿ではありません。私たちは単に「デザイン」を提供するのではなく、企画の方向性から検討するプロデューサーでありディレクターです

時に、クライアント企業に対しても「それは目線が違うと思います」と言わせていただくことがあります。常に、「読者はどんな人か」「読者が会社案内で知りたいことは何か」を念頭に、読む側の目線で作るからです。

会社案内をわざわざ外注する価値は、社内ではまかなえない視点をとり入れられることにあると考えています。「会社案内を作りたいけど、方向性すら定まっていなくて」という時こそご相談をいただきたいと思っています。

トータルで提案する多角的クリエイティブだからできる柔軟な発想

陽だまり堂は、カメラマン、デザイナー、ライター、ディレクターなど、優秀なプロフェッショナルが揃い、必要なリソースはすべて自社でコーディネートします。企画からデザイン・印刷までオールインワンに対応できるからこその柔軟な発想力が強みです。

デザイン会社でもない、印刷会社でもない、「多角的クリエイティブ」の視点から提案をさせていただきますから「どんな選択肢があるか幅広く知りたい」という時も、陽だまり堂にお任せください。お問い合わせフォームより、ご相談をお受けしています。

編集:陽だまり堂広報部

 

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